ナンピン

「相場が逆にいったので嫌々ながら買い増しするのはナンピンとは言わない」
これがあなたと私の違いになります。

普段、順張りしている人や単発している人が、予測と逆を行ったのでナンピンする。さてこれは本当のナンピンと言う技法なのでしょうか?
普段は順張りでトレードしていると言う事は、その時点で資金管理やリスク管理は順張りの考えで設定されているはずです。

この時点で逆張りに切り替えるだけで、資金管理が一発で破綻していることになります。
順張りはトレンドフォローに乗る。その為に資金は少なくて済みますが、ナンピンは含み損を増やし、市場の波に乗るやり方になります。つまり、思惑と逆を行く事を前提に資金管理をしています。この時点で意味不明と思う人もいますが、負けないようにするやり方と思ってください。負けなきゃ勝てるって考え方です。

その為分割で仕掛けて行く為、最初の仕掛けは少なくします。順張りだと、一発必中なので、いきなり限界までの建て玉数を入れる人がいます。この時点で、建て玉の考え方も真逆なんです。
そして、資金も逆に行く事が前提になるので、順張りより5倍から数十倍の資金に余裕を持たないといけません。含み損を増やしながら建て玉数を増やして行くので当然それだけ多くの資金が必要です。
では、順張りが嫌々ナンピンしたらどうなるのでしょうか?もうこの時点で資金と建て玉数のバランスはめちゃくちゃです。そして、本人は「買い」なら上がると予測しているわけですからそれが否定されても損切りを行わない、いわゆる「お祈りトレード」の完成です。たまにはそれで上手くいく事もあるでしょう。また、逆に上手くいっちゃうと今度はその事が頭の中に記憶に残り、無謀で諦めることが出来ないナンピンとなり、破綻は時間の問題となるでしょう。

普段、順張りの人がナンピンをやってはいけません。逆にナンピンの人は順張りが可能です。つまり学ぶべき順番が逆からなんですが、ほとんどの教本やプロと名乗る人は心理的にやりやすい順張りから教えてしまいます。この感覚でナンピンなんてやっちゃうと痛い目に合うのは当然なのです。



では、ナンピン派はどのような考え方なのかと言うと、価格の波を見て、底が見え始めたと感じた所から「買い」を少しずつ仕掛けていきます。「うねり取り」と言うものですね。そして毎日価格変動を確かめて押し目で仕掛けて平均値を有利にし、上げのタイミングを探るのです。もちろん常にどこまで下がるのかも頭の中に入れてどのような波になったら損切りするのかなんてのも考え自分の資金量と動員できる建て玉数を常に管理している状態になります。ここからは、実践を見た方が早いと思います。
特徴は、順張りは「ここだ!」と言う所で仕掛けますが、ナンピンは「ここだ!」と感じる時には既に建て玉は作られており、もし、「ここだ!」と言う場所を取り逃してもある程度の玉は保有しており、その玉だけで利益を出していけるのです。
分かり易いのが、私は逆張り分割派だと言ってほとんどが単発で終わっています。これなら順張り派に鞍替えすれば勝率は7割余裕で越えるでしょうね。そして、破綻するでしょう。3割の失敗で資金を全部持っていかれて・・・

相場の世界はこんな感じです。勝率が利益と結びつかないし、株価が為替に影響はしません。アナリストが語る憶測を信じないでください。根拠なんてないのですから。

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