損切り(実践編)

「しまったは仕舞え」とはよく言いますが、実際に何の感情もなく損失を認めて手仕舞い出来る人は数少ないです。それは実際に研究して損切りポイントを考え行う事と、実戦中に実際に損切りを行うのでは全く感覚が違うからです。

相場とは、損切りはもちろん資金管理や建て玉など、絶対に行わなければならない事。これが出来て初めて相場の世界を覗き見る事が出来ます。資料も作らない、ひたすらチャートを眺めては適当なラインを引いたりオシレーターを組み込んだりして、それを研究だ。勉強だ。なんて言っている人もいますが、私たちからすれば、ごっこ遊びをやっているとしか思いません。

今日は、やらなければならない「損切り」がなぜ出来ないのか?なんて事を少しでも分かってもらえたらいいかと思います。

やれない理由は簡単です。実践で何度もやってないからです。研究中は頭の中で客観的に考え論理的に最善の損切りポイントなんかを過去のデーターから考え検証していきます。それは今後の展開が見えていますので、最良の損切りポイントを作る事が出来るでしょう。
でも実践では、未来は見えません。今後の展開を示す材料など一つもありません。その中で必死に研究してきた損切りポイントが通用するはずもなく、でも危険だと感じても損を受け入れる感情が大きく影響を与え、「もしかしたら反転して利益になるかも」なんて事が頭の片隅に浮かび行動させまいとします。

何事も実践練習を積み重ね慣れる事が必要なのです。野球の本を買ってひたすら読み、バッティングセンターに行ってひたすらバットを振り、野球観戦して実践のプレーを見て学ぶ。完璧にマスターしたとこれで甲子園で優勝を目指せますか?そのような高校球児が甲子園で優勝したと聞いた事はありません。最低でも何度も練習試合を行い何度も感覚を養い、実践で使う筋肉を鍛え、本番で緊張をしないようなメンタルを作り上げないといけません。

トレードの世界で優勝を目指してないと言われるかもしれませんが、トレードは勝つか負けるかしかありません。優勝しない人はみんな敗者となり資産を失う者となります。

さて、「損切り」にも色々なやり方があります。最終的には自分に合った損切り手法を作り上げるのがいいのですが、前提にあるのが「しまったは仕舞え」の元考えて行く必要があるのを決して忘れないでください。

おそらく、必死に損切りについて研究している人は逆に頭が固くなり0か100かの損切りや損益分岐点を有利にして一括手仕舞いを行い、利益と損失を出してトータル利益と言ったやり方を行うと言った感じになる人が多いと思います。

やり方は色々ありますので、一つの参考に。そして柔軟な頭への切り替えができればいいかと思います。

こちらが仕掛け中の損切りと言った感じになります。分割仕掛け分割手仕舞いと簡単に言えばそうなります。
玉帳の赤の文字が仕掛け中に損切りした部分になります。
全部「しまったは仕舞え」に従った場所です。

これは、資金管理がメインとして考えた損切りになります。このまま持って行ってまだ下がった時に資金面でどれだけ体力が残っているのか、体力を温存させる為にはどのような行動をとらないといけないのかと考えて行っています。実際こちらのトレードは運用資金がすごく少ない金額で行っていますので、このような損切りを考えたトレードを行わないと生き残れない現実があります。本当でしたらもっと資金に余裕を持って行うのがいいのですが、色々とあり、このようなギリギリのトレードとなっています。
そうなると損切りが普通の世界となりますので、自然とこのような形の建て玉法になっていきます。
普段、ブログにはこのような損切りは行ってないと思います。資金に余裕がありますので行う必要もありません。

そして、運転資金が同じぐらいの戦略プロバイダーがこのような事を行っているのかと言うとこれもまた今の所誰一人いません。そして1年持たずして消えて行きます。

今回は、トランプさんが金融緩和をしないとかそんな発言をしたのかな?それで大きな値動きになりトレンドを形成している時の仕掛けになります。トレンド状態ですので、そこで逆張りなんて危険極まりない行動です。その中で、逆張り分割で仕掛けつつ尚且つ、限られた資金で損益分岐点を有利にしていくと考えるとこのように不要な玉は損切りしていって資金に余裕を持たせつつ損益分岐点を有利にする。と言うやり方があります。

損切りすればもちろん運転資金が減りますし、利益にもっていく為にはその損切り分の回収を行う必要があります。
でも、どこまで下がっていくのかわからない実践の中、ただひたすら玉を増やしていく事のリスクの高さを考えると無謀でしかありません。なのでこのような行動を取りリスクを少なくしていくのです。
このような行い方をすれば心理的負担もかなり軽減される事になります。

まぁ、実際にこれをやれと言うとやれる人はまずいませんし、このやり方が自分自身に合っているのかもやってみないと分かりません。
やる練習としては、1-2-3-4-5と分割で自分の仕掛ける玉が決まっているのでしたら、そのうねりの最中に底と感じたけどまだ弱いし値幅も小さい。なんて思ったら損切り用の玉を投入するのです。
メインとサブですね。2分割目で2枚入れて底を形成しそうだな?なんて思ったら追加で1枚入れて2分割目を3枚に切り替えるのです。そのあとまだ下がろうとしているなと感じたら1枚は損切り用ですので損切りすればいいのです。

玉帳だと5~7分割目ぐらいが結構面白い複雑な建て玉になっています。ここまで分割が増えるとまだ下がるのでは?なんて恐怖も出てきます。その中でこのような損切りを入れる事で心理的にも、資金的にも余裕は出てきます。そうすると今後の値動きなんか意外と冷静に見る事が出来てきたりします。

今回玉帳がGrossになってます。切り替えるのを忘れてました。なので実際は手数料が引かれての利益になりますので利益はもう少し少ないです。

このような事を書いても実際に行ってみないと感覚って言うのはわかりません。参考になるのかどうかわかりませんが、資金管理方法、リスク管理方法、そして自分のメンタルの安定を保つ方法の一つとしてこんなやり方もあるよ的な感じで思っていただければいいかと思います。

↓理想↓

↓現実↓

 

人間なぜか自分の理想を押し付けようとする節があります。まるで自分が市場をコントロールしているみたいに「はよ、下がれよ」なんてツィートを良く目にしたりもします。しかし、現実は甘くなく厳しい世界です。思い通り行かないのが普通と思っても良いぐらいです。

淡々と等分割に同じ値幅で逆張りを行い続ければ永遠と勝ち続けれる世界ではなく、その中には醜く、汚い必死に抗う建て玉の姿があるのです。

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